小さい彼は言う
小柄な彼は教えてくれた
空気抵抗を押さえると
僕は小柄だからと言っていたが
彼が言うなら効果はあるのだろう
それまでそれを見てなかったが
これからそれを見るだろう
彼から彼の名前を聞くと
やはりあれは正解なんだと
ずっと重たいペダルを踏んでいた
別の選手もそうしていた
彼が言うには有効らしい
普段はずっとそうなんだろう
大きい方に固定なんてしたくはないが
たまにはしてもいいのかも
聞いたメニューはこなせないなら
それぐらいはやってもいいかも
仲間内での速さはいらぬ
ただだだ負けない速さが欲しい
登りは最後尾でパスしていい
ただ最後は先頭で通過したいものです
パワーに囚われないスピードで。
聞いた話
ビシバシ君に聞いたよ、
腰と体幹で壁を作るって。
あとは踏むのさ
それにはお尻をつかう。
ハンドルは強くは握らない
上半身は使うけど
上半身はリラックス
速い人は口を揃える
「上半身で支えて、ケツで踏む。」
強靭な体幹
強靭なケツ
サンタさん、今年の冬場この２つでお願いします。
そうね。
土、日乗るのもcycling
速さを競うのもcycling
朝早く集まってみんなで苦しむのもcycling
水曜乗るのもcycling
ワイワイするのもcycling
五人で力を合わせるcycling
自転車に乗り、ペダルを回す。
それだけ。
シンプルにcyclingを楽しむだけ。
場所を設けなくても、サドルの上で話せばいい。
まずcyclingをリスペクトする。
それだけ。
ユルユルとピチピチ
友達が動画をあげていた
最後の休日に録った映像だろう
ユルユルの服を着て、ユルユルの髪型で
楽しそうにニコニコしながら
ご飯を食べたり、遊びに行ったり
男友達と女友達と複数人で
気持ち悪いなと感じてしまった
男女が仲良くしてるのに見慣れないのか
ゆるい服も、ゆるい髪も
抽象的な雰囲気が
男がカワイイを作ってる雰囲気が
気持ち悪いなと感じてしまった
ただよく考えろ、俺はどうだ
最後の休日は何をした
ピチピチの服を着て、味も気にせず口に含み
脱水にならないように水を飲む
サドルに跨がり、息を荒げ、汗をかき、一点を見つめ、足を回す
ハードコアーなヘアースタイルも 見方によってはゲイっぽい
※そう俺の方が気持ち悪い
絶対的に気持ち悪い
ただ俺の方が輝いている
汗の滴がほとばしるぜ
汗か涙かかわかんねぇ
でも、俺の方が輝いている
でも、俺の方が気持ち悪い
※繰り返し
俺は満足、お前も満足
みんな違って みんないい
素敵な休日を送りましょう
(外出時は日焼け止めを忘れるなよ～)
集まるメン。
ナイトなライドが決行された。
コースのレイアウトを任された。
おもてなしなコース選択。
コースは私が決めるのだから。
コースの先頭は私である。
先頭で淡々と坂をこなす。
「早く誰か千切れろ。」
千切れるメンバーではないとわかっていた。
ただそう思いたくなる程きつかったのさ。
昨日の集まったメンズは三人さ。
平均身長は163cmってとこだろう。
選択の技術。
どこを見るのか。
そこを見るのか。
私とは違う。
それもセンス。
それがセンス。
私は持ち合わせていないセンス。
それを選ぶか。
その意図は。
その目的は。
裏はとったか。
表だけか。
答えはシンプルか。
それとも複雑か。
磨けるものか。
磨くものか。
そのまま活かすか。
とりあえず隠すか。
自前のセンス。
他人のセンス。
いいか、悪いか。
選択する技術。
雑な選択はしなイズム。
やりすぎはオッケー。
たまの安定もオッケー。
行き過ぎがベター。
粋過ぎがベスト。
愛着チョイス。
シックスなセンス。
